
■ LNER Class A3 No.4472 フライング・スコッツマン
LNER Class A3は、イギリスで初めて量産された軸配置4-6-2の蒸気機関車 Class A1の改良型です。
Class A3の中で、フライング・スコッツマンの愛称を持つNo.4472は、1923年に製造されロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)の急行列車などを牽引し1963年に引退。
その後、一旦アメリカに渡った後、再びイギリスに戻り、2004年以降はイギリス国立鉄道博物館にて動態保存機となっています。
2006年よりオーバーホールが開始され、2010年11月にイギリス・ヨークにある国立鉄道博物館に訪問した際は、 ザ・ワークスにてテンダーが整備中でした。
同機関車の運行再開については、当初2010年頃とされていましたが大幅に延期され、先日約10年ぶりに復活。
今年、2月にはロンドン-ヨーク間にて営業運転が予定されています。
模型はDapol社製で、2012年にリリースされた製品。
品番・製品名は「ND129D A3 Steam Locomotive 4472 ‘Flying Scotsman’ LNER Apple Green」で、カラーリングはLNER の機関車で多く見られたアップルグリーン。
このブログにおいて、これまで2度にわたり紹介していますが、今回駆動部分などの整備を実施。
試運転時に改めて車両の撮影を行いましたので、その3としてまとめたいと思います。
【これまでの記事】
● LNER Class A3 4472 Flying Scotsman
http://ntmuseum.blog130.fc2.com/blog-entry-77.html
● LNER Class A3 4472 Flying Scotsman・その2
http://ntmuseum.blog130.fc2.com/blog-entry-152.html
■ Class A3 Steam Locomotive 4472 Flying Scotsman
動力機構は、モーターがテンダーに組込まれ、シャフトを使用して機関車本体の動輪を駆動する方式です。
カプラーは前後ともアーノルドカプラーが標準装備となっていますが、交換用に自連タイプのナックルカプラー及びマグネマティックカプラーが付属していますが、別売のDapol製のマグネマティックカプラーに交換(アームの長さが3タイプあり、前面側は「短」、テンダー側は「中」)しています。
その他、予備用パーツとしてテンダーと機関車本体を結ぶシャフト・集電用配線ケーブル、トラクションタイヤなどが付属。



● 動輪とネームプレート
動輪の上に取り付けられている「Flying Scotsman」のネームプレート。

● キャブ部分
テンダーと機関車本体間には、駆動用のシャフトがあります。
台車部分には、集電用配線ケーブルで接続されており、機関車本体とテンダーの両方から集電します。

● テンダー
実車は、テンダーに貫通幌が取り付けられておりキャブへの通路が確保されています。


● 整備中のテンダー(実車)
イギリス国立鉄道博物館 ザ・ワークスにて整備中のフライング・スコッツマン用のテンダー。


(イギリス国立鉄道博物館 2010/11/19)
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2016/01/13 (水) [1/148 LNER]
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